関西学院大学絵画部弦月会は2015年を以て創部100周年を迎えることとなりました。
これを記念して、弦月会のOBが中心となって制作した『関西学院大学絵画部弦月会 創立100周年記念誌』を2016年12月に発刊いたしました。
先日の3回生引退と共に2017年度の部長が決定し、関係者、団体の皆様へご挨拶に伺うのと併せてこの記念誌をお渡ししております。
皆様の温かいお力添えで1915年から現在まで歴史を重ねることができたこと、深く感謝しお礼申し上げます。これからも絵画部弦月会をどうぞよろしくお願いいたします。
(以下、本誌より引用)
関西学院大学絵画部弦月会が誕生して100年以上の時間が経ちました。
いつの時代においても弦月会は独自のスタンスで時代を表現するクラブであり続け、多くの人々が巣立っていきました。絵画制作・美術活動というものは本来全く個人の精神表現活動であるのに、何の因果か出会いがあり仲間が集まりクラブが存在してきました。個々に異なる価値観を持つ人々が「絵画部」に集うこと自体がそもそも矛盾を含んでいるものの、気の合う仲間たちと過ごす自由な時間はかけがえのない思い出として各人の胸に刻まれています。
当部がこのような活動記録をまとめることは100余年の歴史の中で初めてのことで、伝統という目に見えないものをかたちにする作業は困難を極めましたが、それぞれの時代で精一杯活動した人々の息づかいが聞こえるような編集を目指しました。絵画部弦月会がこれからも若さにあふれ、自由奔放な精神を持ち続けることを心より願います。
2016年12月
関西学院大学 絵画部弦月会
関西学院 絵画部 OB 弦月会